冬季に車用ステッカーを貼るときの注意と剥がれにくくするポイント

車に貼れるような屋外用ステッカーは、一旦貼ると耐久性は高いのですが貼り方を間違えてしまうと剥がれやすくなったり、ステッカーを貼るときの条件によって車に貼る時に非常に貼り付きにくくなる場合があります。

特に冬の時期は気温が低下するため、屋外用のステッカーを車に貼るには注意が必要な時期です。

今回は冬に車などへステッカーを貼るときに注意するポイントを解説いたします。

冬に車へステッカーを貼る時に注意すべき点

冬季に車やバイクなど屋外用途のステッカーを貼る時に、絶対注意するべき点は、「外気温の低下」です。

ステッカーを車のリアウインドウやボディなどに強く貼り付くのは、ステッカー裏に塗布されている粘着糊が強力なためですが、この粘着糊は外気温が下がると共に柔軟性を失い、貼り付けた時に下地にうまく馴染まず粘着力が著しく低下します。

そのため、外気や貼付けする物自体の温度が低いとステッカーの貼付け時にうまく貼りつかない不具合が生じます。

印刷されているタイプのステッカーだと、台紙から剥がして貼り付けるだけですが、当店で作成しているカッティングステッカーの場合、切り抜かれたステッカーがバラバラにならないように上に貼られた転写シートごと対象物に貼り、転写シートだけを剥がすという手順で貼るため、ステッカーの貼り付きが弱いと転写シートを剥がす時にカッティングステッカー本体も一緒に剥がれてしまいます。

また、北海道や東北など雪が降り気温が氷点下になる地域だと、貼ったあとのステッカー周りに雪が付着し凍結した際も注意が必要です。

屋外で長期の耐候性がある素材をステッカーの使用していても、基本的にカッティングステッカーは直接の接触には弱いため、ブラシなどでステッカー周りの雪を払ったり、凍結した氷をスクレイパーで削る時にステッカーが剥がれてしまう事があります。

冬に車やバイクなどへステッカーを貼る時のポイント

外気温が最低でも18度、可能であれば20度以上の場所でステッカーを貼る事が糊面の硬化防止となりますが、ガレージ内で暖房を使うなどでなければ難しいかと思います。

そこで役立つのがヒートガン(家庭用のドライヤーで代用可能)です。

貼る部分を温めてステッカーを貼り、転写シートの上から再度温め糊を馴染ませることでカッティングステッカー本体の貼り付きを良くします。

ただしステッカーは塩化ビニールが素材のためあまり加熱しすぎると溶けたり変色したりしてしまいますので、ヒートガンの風を近距離でステッカーに当てたり、位置を動かさず長時間風を当てたりしないようご注意ください。

また、ヒートガンを使ってもステッカー本体の貼り付きが悪い場合もありますので、転写シートを剥がす時は真横に引くようにゆっくり剥がしてください。

参考動画

雪や氷がステッカーに付着した場合、なるべくブラシなどで強くこすらないようご注意ください。

氷の場合は気温の上昇などで自然に溶けるのを待つか、電熱線で溶かすのが無難です。ブラシについているスクレイパーで無理に削ると高確率で角が剥がれてしまいます。

最後に番外編として、冬に需要が増えるスノーボードにステッカーを貼る場合のポイントも解説します。

基本的には車と同じで、貼ったあとステッカーに付着した雪や氷を強く擦って落とすのは剥がれやすくなりますので止めましょう。

また滑りに行く前日に貼るのではなく、なるべく3日以上前に温かい場所で貼り、保管することをおすすめします。貼ったあとに 時間を置くとステッカーの糊が安定し剥がれにくくなります。

意外に見落としがちな事で、休憩時などに雪にスノーボードの板を刺す時に雪と強く擦れて剥がれるケースがありますので注意してください。


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